バックドア(BD)について
バックドア(BD)とは、相手の隙をついてタワーを破壊することです。
普通にタワーを破壊するのと何が違うのか、
BDは基本単独で行います。
敵と味方がぶつかり合い、集団戦が始まりそうなときに、
BDを仕掛けるタイミングが生じます。
集団戦が始まりそうな中、突然別レーンのタワーが攻撃を受けると、
仕掛けられた側は
「戻ってタワーを守るべきか」
「このまま人数差を利用して攻め上がるか」
の2択を迫られます。
どちらにしても中途半端な対応をした場合、
集団戦に負けるか、
タワーを折られるか、
最悪BDを阻止しに行った味方がやられてしまう事もあります。
この選択を相手に迫ることができる点がメリットと言えるでしょう。
ただし、必ずしもおいしいわけではありません。
BDするチャンピオンは、
なんとしてもタワーを折らなければなりません。
折れなかった場合失敗です。
もしBDしたチャンピオンは生還、集団戦の方も被害なしの場合、
特に失敗でも成功でもないですが、
どちらかに被害(BD失敗かつ死亡or集団戦敗北→自陣崩壊)があった場合、
BDを仕掛けた人のミスです。戦況がつかめていません。
最悪そのままGGになることまでありますので、
タイミングには気をつけましょう。
BDに適しているチャンピオンは、
・プッシュが速い
→レーンを迅速に上げ、敵タワーに到達できる。
・DPSが高い
→タワーを1人でたたける時間は限られています。
のんびりやっていては防衛が来てしまいます。
そもそもタワーが早く壊せないのであれば、
防衛にすら来ないで、4対5の集団戦は敗北するでしょう。
・生存能力(逃走性能)が高い
→BDをすると、確実に防衛が来ます。
場合によっては集団で囲まれてしまうこともあります。
そういった時にMS増加やブリンク等の逃走手段があれば、
敵に1キルプレゼントすることなく、タワーにのみ損害を与えて帰ることができます。
死ななければ成功です。何度かやっていれば折れるということです。
これらに特化している単独行動の得意なチャンピオンは、
(※Tryndamere,Master Yi等のファイターが基本)
ゲーム終盤にかけてBDのチャンスをうかがっていきましょう。
ゲームを勝利に近づけるためには必要になります。
最後に注意点として、
BDはチームの理解がなければ成功しません。
BDを狙うということは集団戦に人数差が生じ、
不利な戦いを強いられるということになります。
集団戦をする側は、引き気味で当たって、
死なないようにしつつ、BDしている味方の方へ敵が行かないように
出来る限り注意をひきつける必要もあります。
こういった理解があってやっと成功するものです。
絶対に守りきれないのに勝手にBD→GG
BDしてるのに積極的な集団戦をして敗北→GG
こういった事態が生じた場合、
おそらくお互いに文句を言うでしょう。
「なんで一人で行ったんだ、防衛だろ」
「BDしてるんだから当たるなよ」
などとチームは崩壊していきます。
戦況をよく見て、チームが理解していることを確認してから
BDをしましょう。
BDに行く味方がいたら、それなりの動きに切り替えましょう。